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はじめに

住所検証APIは、連絡先の詳細が不正確な場合にこの問題を解決し、正確で迅速な荷物の配送を可能にするスマートなソリューションです。本APIは、有効な住所に近い形で入力された受取人の住所を適切な形に整え、かつ意図したものである可能性が高い実在住所を提示するAPIです。

また、本APIでは、実在する住所にたどり着くために加えられた、入力された住所に不足していた点や変更された部分についての注記も見ることができます。お客様は荷物を発送する前に、ご自身で受取人の住所情報を検証し、かつ解決するべく、本APIを利用することが可能です。

注記:ある住所へ配達が出来るかを確かめるために本APIを利用しないでください。FedExは、すべての有効な住所へ配達するサービスを提供しているわけではありません。FedExは、私書箱への配達を行っておりません(FedEx Ground® Economy(旧FedEx SmartPost®)経由を除きます)。

住所検証APIの詳細

本APIを利用することで、荷物を発送する前に受取人の住所情報を検証し、かつ訂正することができるようになります。配送ラベル上に正確な住所を記すことで、配送遅延の防止および(不正形式の住所を原因とする)住所を訂正する追加料金をなくすことに役立ちます。

注意:

  • 住所が解決できるかどうかの結果は、国/地域によって異なります。
  • リクエストにおいて入力された住所は、FedExデータベース内のレファレンスデータと比較された後に、一致した住所結果が提示されます。

住所検証APIの機能

  • 所在地住所レベルでの住所を照合します。
  • 住所データベースへの月次更新を受け取ります。
  • 完全一致が検出された場合に、事業所の住所と自宅住所を区別します。
  • 現在、スイートまたはアパート番号の検証は行うことができません。

住所検証APIの性能

  • 不完全な受取人住所を完成させます。場合によって、住所検証APIは、入力された情報をレファレンスデータと照合することで不足情報を追加することができる場合があります。この場合でも、住所検証APIは不足している二次情報(アパートまたは部屋など)を追加することはできません。
  • 住所データベースへの月次更新を受け取ります。
  • 無効な受取人住所を訂正します。(その他の入力情報と合致するよう、郵便番号の誤りを修正するなど)
  • 料金見積もりサービスの精度を高めるために、住所が事業所の住所か自宅住所であるかを判断すること。米国およびカナダの住所のみに適用されます。
  • 米国、カナダ、ラテンアメリカ、ヨーロッパ、中東およびアジア太平洋地域の大部分の国で、住所の有効性および完全性を確認できます。お客様は荷物の配送前に、国内および国外の住所情報を確認することができますので、これにより煩わしい配送遅延や追加のサービス料金の発生を防ぐことができます。
  • 通りの名前レベルで住所を照合します。
  • 一回のAPIリクエストで、最大100までの住所を確認することができます。

住所検証APIをサポートしている国/地域

FedEx住所検証APIは効率的に荷物をお届けするために受取人住所の確認・訂正でき、以下の国々でお使いいただけます。

アンティル諸島 デンマーク パナマ
Argentina ドミニカ共和国 Peru
アルバ エストニア Portugal
オーストラリア フィンランド シンガポール
オーストリア フランス 南アフリカ
バハマ ドイツ スペイン
バルバドス Greece スウェーデン
ベルギー グアテマラ スイス
バミューダ 香港特別行政区、中国 トリニダード・トバゴ
ブラジル イタリア イギリス
カナダ ジャマイカ 米国
ケイマン諸島 マレーシア ウルグアイ
チリ メキシコ ベネズエラ
コロンビア オランダ Virgin Islands
コスタリカ ニュージーランド  
チェコ共和国 ノルウェー  

 

注記:住所検証リクエストで得られる情報は、ここに提示された用途でのみ用いられます。

法的免責条項ここで提供されたデータは、FedEx独自の機密情報であり、お客様のリクエストに応じて提供されています。FedExの書面による許可なくしては、いかなる形式のものであれ本データの一部が第三者に配布されることまたは開示されることはありません。そのデータは、現在のFedEx住所レベルでのFedEx配送住所データベース内の事業所/自宅分類を反映しており、およびそのデータは変更される場合があります。本情報を提供するにあたり、FedExは、その現在または将来の正確性を保証するものではなく、かつこれらの住所に発送された荷物がここで提供される事業所/自宅分類に従ってインボイス作成されることを保証しません。本情報を提供することにより、両当事者間における関係の条件が修正されることはないものとします。FedExサービスガイドならびにFedExの配送および料金を規定する条件については、該当するアカウント価格設定合意書をお読みください。

住所検証APIのしくみ

住所の検証

本エンドポイントを使用して提供された住所を検証、および解決し、実在する住所を提示します。住所を修正するために、その住所の詳細が提示され、かつ検証されます。提供された住所が既知のレファレンスデータと合致した場合、住所の不備が修正された形となります。

本リクエストに関連して求められる提供情報とは、以下のものです。

  • 通りの名前
  • 市区町村(任意)
  • 州または県コード(オプション)
  • 郵便番号(オプション)
  • 国コード

注記:郵便番号がない国へカスタマーが配送する場合は、州コードまたは都市名だけで十分です。

住所検証APIは、入力された住所に以下の操作を実施することで実在住所を提示します。

  • 第一段階では、APIは、提供された住所の正規化を試みます。これには、ストリートや景観整備道路などの一般的な車道の識別を、STやPKWYなどの標準的な略字に置き換えることや、住所の構成要素を並べ替えることも含まれます。入力された住所を正規化できない場合は、入力された住所がそのまま提示されます。住所ではない値は破棄されます。
  • 第二段階では、本APIは、ユーザーが意図したと思われる可能性のある住所または実在する住所を見つけ、正規化された住所の標準化を試みます。この標準化に失敗した場合は、入力された住所の正規化された形がそのまま提示されます。送信された住所にある問題の原因の判断に役立つ、要素を参照します。
  • 正規化された住所の要素がさらに返されます。正規化に成功した場合、実在する住所が提示されます。この場合において、正規化住所の様々な追加要素および標準化住所に由来する情報がさらに返されます。

住所検証APIの戻り値

返される住所に、下記の属性の値が含まれていれば、その住所は有効となります。

  • 住所が標準化されている状態である
  • 解決済み住所の属性が真である
  • 配送ポイント検証(DPV)が真である
  • 補完された住所が偽である

これらがリスト化されていない場合、住所の値に関して起こりうる問題の原因を究明するために、追加属性を使用してください。

住所属性の詳細に関しては、住所属性をお読みください。

提示されたメッセージが「INTERPOLATED.STREET.ADDRESS」であった場合、その住所は有効ではない可能性があります。カスタマーメッセージコードの詳細については、カスタマーメッセージの要素についての説明を参照してください。

注記

住所検証APIは、検証して発見した住所すべてに注記を記します。住所に不備がある場合はこの注記で、実在する住所に配達する際に、入力した住所に何が足りなかったか、(不足がある場合は)それを確認することができます。

住所分類

住所検証APIは、入力された住所の分類を決定するため、参照データを利用します。お届けができる住所の分類は、検証住所のプロセスとは独立して計算され、確認用にのみ用いられる商業的なデータソースを使用して、業務担当者のフィードバックに基づきます。

住所検証APIでは、住所を「不明」「事業所」「自宅」「混合」の4つに分類しています。全ての住所を「不明」分類とすることから識別が開始され、住所検証ビジネスルールが、その分類を変更すべきであると決定するまで、分類は不明のままとなります。位置がマルチテナント住所であり、ならびに事業用ユニットおよび居住用ユニットの両方を含む場合、位置情報は「混合」分類となります。

注記:FedEx Expressサービスは、受取人住所のために、追加の住所欄(住所欄3)を設けます。この追加住所情報は、より完全で、かつ正確な位置詳細を提供し、正確な住所を取得する機会を増やします。

実在住所は、次のように分類されます。

事業所住所

事業所住所とは、お客様の本店を指定するために用いられる住所のことです。事業所住所とは、一般にお客様のビジネス拠点と考えられている場所のことですが、その場合に常に限られるというわけではありません。

事業所住所スとは、企業敷地の正式所在地のことです。自宅住所から、大規模テクノロジー企業の外観のような数百万ドル規模のキャンパスまで様々なものがありえます。

個人宅住所

自宅への配送料金は、米国内の住居または個人宅(自宅でビジネスを行なっている場合を含みます)になされる配送に適用されるものとします。個人宅向けには、FedEx Groundで仕向地までの距離に基づいて1営業日で配達するFedEx Home Deliveryをご利用ください。

例:

  • 教区教会
  • 女子修道院
  • 牧師館
  • 複数のユニットの住居にお住まいの方、たとえば、
    • マンション
    • コンドミニアム
    • 大学寮
  • 製品が販売され、および/または頒布されている住居

住所検証APIを使用するためのヒント

次は、住所検証APIを使用するために役立ついくつかのヒントです。

  • 正確な間隔を使用する間隔が正確に置かれていることを確認し、かつ不必要な間隔を避けてください。
  • 正確なつづり字を使用するつづり字の間違いや誤字を避けてください。また、数字のゼロ(0)とアルファベットのオー(O)を正しく使用していることを確認してください。
  • 特殊文字を避ける:省略表現のピリオド(Ave vs. Ave.)など住所の記述に必要のない特殊文字の使用を控えてください。
  • 追加の住所情報およびストリート情報を入力する- 追加の住所情報を入力すると、お客様は住所照合結果の精度を高めることができます。
    • ビルまたは建物番号 - 1、1A、1½、一
    • ストリート名 - Main、George Washington、42番街
    • ストリートサフィックス- Road、Avenue、Rd、Ave
  • 都市、州/県およびZIPまたは郵便番号を入力する全ての三つを入力すると、お客様の住所照合結果の精度は高まります。
  • 通りの名前など住所の順序を正しく入力する: ストリートアドレスは、通常、ビルまたは建物番号から始まり、ストリート名、ストリートタイプまたはストリートの略称、方向を示す要素、アパート名の指定、アパート番号および/または私書箱宛先および番号の順番で続きます。
  • 正確な略語の使用: 米国郵政公社とカナダ郵政省は州/県、ストリートの略称およびアパートまたはユニットに標準的な略語を定義しています。
    • 標準以外の省略語を使用すると、検索結果の精度が低下する可能性があります。
    • 省略語が明確にわかっていない場合は、省略語を使用しないようにしてください。

記入例:

  • 1, 1A、Oneのようなビルまたは家屋番号。
  • Main、George Washington、42ndのようなストリート名。
  • Road、Avenue、Rd、Aveのようなストリート接尾辞。
  • 都市、州/県および郵便番号を入力する:全ての住所情報を入力すると住所照合結果の精度は高まります。郵便番号のZIP+4桁部分は、住所のチェックには必要ありません。
  • 正確な略語の使用: 米国郵政公社と他国の郵政当局は、州/県、ストリートの接尾辞およびアパート/部屋の指定のための標準的な略語を定義しています。標準以外の省略語を使用すると、検索結果の精度が低下する可能性があります。省略語が明確にわかっていない場合は、省略語を使用しないようにしてください。
  • ユーザーが最も正確な住所を選択することができるように、住所検証応答のフィードバックをユーザーに返すことを考慮してください。

ビジネス規則

  • ある住所へ配達が出来るかを確かめるために本APIを利用しないでください。FedExは、すべての有効な住所へ配達するサービスを提供しているわけではありません。FedExは、私書箱への配達を行っておりません(FedEx Ground® Economy (旧FedEx SmartPost®)経由を除きます)。
  • 住所検証リクエストで得られる情報は、ここに提示された用途でのみ用いられます。
  • 一回のリクエストで、最大100までの住所を確認することができます。
  • 最低限必要な項目は、国により異なります。

    たとえば、米国の住所においては、少なくとも一つの住所欄ならびに郵便番号または都市および州コードが要求されますが、AUS(オーストラリアアドレスフォーマット)アドレスにおいては、郵便番号がなくても州コードすら省略されることがあります。

  • 住所解決の結果は、国/地域によって異なります。

注記:住所検証APIは、全ての国で利用することができるわけではありません。住所検証APIをサポートしている国/地域セクションを参照してください。

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