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Trade Documents Upload API

はじめに

取引書類アップロードAPIは、国際的なフェデックス出荷書類アップロードソリューションであり、グローバルな出荷ニーズを簡素化し、国際出荷に必要な通関書類を電子的にアップロードします。取引書類のほとんどを電子的に提出することで、貨物に取引書類を印刷したり添付したりする必要がなくなります。

税関やその他の機関は、貨物に添付されている紙のコピーよりも速く電子的に送信された文書を受け取ることができます。重要な貿易情報の取得と共有は出荷の初期段階で行われるため、通関プロセスも最適化されます。

注意:

  • 特定のシナリオでは、特定の国際貨物の運送状の原本をパッケージに貼付しなければなりません。詳細については、「書類のエクスポート」セクションを参照してください。
  • 通関を円滑に進め遅延を避けるために、書類が視覚的に明確で、いかなる形にも歪んでいないことを確認してください。

取引書類アップロードAPIの詳細

通関書類をアップロードするか、フェデックスが生成した取引書類を使用してください。尚、会社のレターヘッド/ロゴとデジタル署名画像をアップロードして、フェデックスが生成した電子取引書類をカスタマイズすることもできます。また、書類を電子的にアップロードすることで、各貨物に手書きで署名した通関書類を、折りたたんでパウチに入れ、添付する必要がなくなります。さらに、紙、エネルギー、印刷費用を節約できます。

本APIに関連した機能:

書類のアップロード

貨物を作成する前(出荷前)またはShip APIで貨物を作成した後(出荷後)に書類を一度に一つずつアップロードできます。

注意:言及する貨物の作成は、Ship API- Create Shipment、Open Ship API- Create Open ShipmentおよびFreight LTL API- Ship Freight LTLエンドポイントに適用されます。

複数の書類をアップロード

出荷前と出荷後の両方の条件で、アップロードリクエストごとに最大5つの書類をアップロードできます。

複数のエンコードされた書類をアップロード

運送状を作成する前(出荷前)またはShip APIで運送状を作成した後(出荷後)にbase64でエンコードされた書類を(最大5つ)アップロードできます。このオプションを使用してアップロードされた書類は、万が一傍受された場合に備えて、書類のデータを安全に守ります。

画像のアップロード

この機能は、フェデックスが生成した書類やレポートで使用できる、カスタマイズされた会社のレターヘッド/ロゴおよびデジタル署名画像をアップロードします。まず、会社のレターヘッド/ロゴとデジタル署名の画像をフェデックスサーバーにアップロードし、shippingDocumentSpecificationの下の項目customerImageUsagesを使用して個々の書類の出荷リクエスト(Create Shipmentエンドポイント)でこれらのアップロード参照を提供してください。

デジタル署名またはレターヘッド/会社のロゴは、次のフェデックスが生成した書類とレポートに印刷されます。

  • コマーシャル・インボイス
  • 原産地証明書
  • OP900
  • プロフォーマ・インボイス
  • USMCA 原産地証明書
  • USMCAのコマーシャル・インボイスと原産地証明書

注意:

  • デジタル署名 – 署名の制限は240x25ピクセルで、画像はGIF、PNG形式にすることができます。
  • 会社のレターヘッド/ロゴ – ロゴの制限は700x50ピクセルで、画像はGIF、PNG形式にすることができます。

取引書類アップロードAPIワークフロー

出荷前または出荷後で書類をアップロードする方法。

出荷前の書類アップロード:

出荷前の書類のアップロードでは、運送状が作成される前に、このAPIで書類をアップロードします。書類のアップロードに成功しましたら、アップロードした書類参照を後ほど出荷リクエストに関連付けることができます。

出荷が確認される前に取引書類をアップロードするための標準的な手順です。

出荷前の書類のアップロードを実行する手順は次のとおりです。

  • 必要に応じて、以下のエンドポイントのいずれかを使用してください。
    • 書類のアップロード
    • 複数の書類をアップロード
    • エンコードされた書類をアップロード
  • 出荷前のアップロードであることを示すために、workflowName値をETDPreShipmentと指定します。
  • アップロードする実際のファイルまたはbase64でエンコードされた書類を提供します。
  • 書類タイプ、および書類に関連付けられた出荷メタデータを含む書類の詳細(コマーシャルインボイス、原産地証明書、輸出申告等)など)を提供します。
  • リクエストの処理に成功すると、書類がFedExサーバーにアップロードされ、アップロードされた書類ごとに成功トークンとしてdocIdなどの一意の識別子が返されます。
  • Create Shipment/Create Open Shipment/Ship Freight LTLエンドポイントを使用します。
  • 選択した出荷エンドポイントで、ShipshipSpecialService/specialServiceTypesをELECTRONIC_TRADE_DOCUMENTSと指定し、docId値を項目SpecialServices/etdDetail/attachedDocuments/documentIdに渡します。
  • 注意:複数個口貨物(MPS)の場合、貨物に含まれるすべてのパッケージの書類をアップロードして生成されたdocIdを指定します。
  • 出荷リクエストが正常に処理されますと、FedExへのETD出荷が確認され、追跡とラベルの詳細が生成され、completedEtdDetailオブジェクトはアップロードされた書類の種類と書類IDを参照として返します。
  • 出荷前の書類のアップロードでは、すべての書類を1つずつアップロードすることも、最大5つの書類をまとめてアップロードし、すべての書類IDを一度に運送状に提供できます。

出荷後の書類アップロード(PSDU):

出荷後の書類アップロード(PSDU)を使用されると、出荷が送信され、追跡ラベルが生成された後に書類をアップロードできます。このシナリオでは、貨物が作成され、追跡番号が生成された後、この追跡番号を書類のアップロードリクエストに関連付けています。

この方法は、独自のコマーシャル・インボイスを作成し、税関書類を作成するサードパーティを利用する、またはリモートオフィスを持つ顧客にとって便利です。

この方法を使用する際に覚えておくべき重要なポイント:

  • アップロードをリクエストされる前に、出荷追跡番号と出荷日を用意しておかなければなりません。
  • 期限内に書類を提出するには、荷送人の場所の集荷受付締切時間を知っておかなければなりません。

このAPIは、当日出荷だけでなく、後日出荷のための通関書類の提出もサポートします。

出荷後のアップロードを実行する手順は次のとおりです。

  • Create Shipment/Create Open Shipment/Ship Freight LTLエンドポイントを使用します。
  • 「運送状の作成」エンドポイントで、選択に応じて以下の詳細を入力します。
    • ELECTRONIC_TRADE_DOCUMENTSとしてshipmentSpecialServices/specialServiceTypesを提供します。
    • ShipshipSpecialServices/etdDetail/attributesをPOST_SHIPMENT_UPLOAD_REQUESTEDとして提供します。
  • 出荷リクエストが正常に処理されますと、フェデックスへの出荷が確認され、追跡とラベルの詳細が生成されます。
  • 必要に応じて、次のいずれかのエンドポイントを使用します。
    • 書類のアップロード
    • 複数の書類をアップロード
    • 複数のエンコードされた書類をアップロード
  • 出荷後のアップロードであることを示すために、workflowName値をETDPostShipmentとして指定します。
  • アップロードする実際のファイルまたはbase64でエンコードされた書類を提供します。
  • 書類の詳細(コマーシャルインボイス、原産地証明書、輸出申告等)を提供します。
  • 項目document/meta/trackingNumberおよびdocument/meta/shipmentDateの下に処理済みの貨物trackingNumberおよびshipmentDateを指定します。
    注意:複数個口貨物(MPS)の申告書をアップロードする際は、マスター(親)貨物の追跡番号をご利用ください。記入した親貨物のETD詳細は、子貨物にも適用されます。
  • リクエストの処理に成功すると、書類がフェデックスサーバーにアップロードされ、アップロードされた書類が貨物に関連付けられます

貨物書類に関連する書類と画像をアップロードできるTrade Document Upload APIの機能:

取引書類アップロードAPIの仕組み

貨物書類に関連する書類と画像をアップロードできるTrade Document Upload APIの機能:

書類のアップロード

このエンドポイントを使用して、出荷前/出荷後の両方の条件の取引書類をアップロードします。

このリクエストに関連する必要な入力情報は次のとおりです。

  • 添付ファイル – アップロードされる実際のファイル。
  • workFlowName – 出荷前のアップロードにはETDPreShipmentを、出荷後のアップロードにはETDPostShipmentを提供します。
  • 書類 – 書類の詳細と出荷メタデータを提供します。
  • TrackingNumber – 書類をアップロードするPSDU出荷追跡番号を提供します。これは、出荷前のアップロードではオプションです。
  • ShipshipDate – これは出荷日です。これは、出荷前のアップロードではオプションです。

出荷前のアップロードの場合、正常に処理されると、書類がFedExサーバーにアップロードされ、docIdが返されます。なお、このdocIdは、実際の運送状で出荷を送信し、ラベルを生成するために使用します。

出荷後のアップロードの場合、正常に処理されると、書類がフェデックスのサーバーにアップロードされ、アップロードされた書類がすでに確認された貨物に関連付けられます。

画像のアップロード

このエンドポイントを使用して、出荷書類に使用できるカスタム署名とレターヘッド画像/会社のロゴをアップロードします。

このリクエストに関連する必要な入力情報:

  • 添付ファイル – これは画像ファイルです。
  • 書類 – ファイル名、コンテンツタイプ、ファイルメタデータなどの画像の詳細を提供します。

リクエストが無事に処理されると、署名やレターヘッドの画像/会社のロゴがフェデックスサーバーにアップロードされ、imageIndexが返されます。次に、このインデックスは、shippingDocumentSpecificationの下の個々の書類項目customerImageUsagesの貨物リクエストに渡され、カスタム画像またはレターヘッドが出荷書類に印刷できるように設定します。

複数の書類をアップロード

このエンドポイントを使用して、出荷前/出荷後の両方の条件の取引書類(最大5つ)をアップロードします。このリクエストに関連する必要な入力情報は次のとおりです。

  • workFlowName – 出荷前のアップロードにはETDPreShipmentを、出荷後のアップロードにはETDPostShipmentを提供します。
  • fileName – 更新する書類またはファイルの名前と拡張子の種類を入力します。例:COD.PDF
  • contentType – 利用可能なオプションからアップロードするファイルの種類と形式を入力します。
  • shipDocumentType – アップロードする書類の種類を指定します。

    個々の書類の詳細については、このページの「書類のアップロード」セクションを参照してください。選択できる書類タイプのリストは次のとおりです。

    • CERTIFICATE_OF_ORIGIN COMMERCIAL_INVOICE
    • ETD_LABEL
    • USMCA_CERTIFICATION_OF_ORIGIN
    • USMCA_COMMERCIAL_INVOICE_CERTIFICATION_OF_ORIGIN
    • その他
    • PRO_FORMA_INVOICE
  • carrierCode – フェデックスオペレーティングカンパニーの4文字のコードを入力します。例:FDXE
  • originCountryCode – 貨物の出荷国コードを提供します。
  • destinationCountryCode – 貨物の仕向国コードを提供します。
  • 注:国コードを検索するには、リファレンスガイドを参照してください。例:US
  • shipmentDate – 出荷後にアップロードされた場合は、実際の出荷日を入力します。
  • trackingNumber – 出荷後にアップロードされた場合は、貨物の追跡番号を入力します。例:7825XXXXXXX

出荷前のアップロードの場合、このリクエストが正常に処理されると、書類がFedExサーバーにアップロードされ、書類ID(docId)が返されます。なお、このdocIdは、実際の運送状で出荷を送信し、ラベルを生成するために使用します。

出荷後のアップロードの場合、正常に処理されると、書類がフェデックスのサーバーにアップロードされ、アップロードされた書類がすでに確認された貨物に関連付けられます。

複数のエンコードされた書類をアップロード

このエンドポイントを使用して、出荷前/出荷後の両方の条件のbase64でエンコードされた取引書類(最大5つ)をアップロードします。

このリクエストに関連する必要な入力情報は次のとおりです。

  • workFlowName – 出荷前のアップロードにはETDPreShipmentを、出荷後のアップロードにはETDPostShipmentを提供します。
  • carrierCode – フェデックスオペレーティングカンパニーの4文字のコードを入力します。例:FDXE
  • contentType – 利用可能なオプションからアップロードするファイルの種類と形式を入力します。
  • shipDocumentType – アップロードする書類の種類を指定します。

    個々の書類の詳細については、このページの「書類のアップロード」セクションを参照してください。選択できる書類タイプのリストは次のとおりです。

    • CERTIFICATE_OF_ORIGIN COMMERCIAL_INVOICE
    • ETD_LABEL
    • USMCA_CERTIFICATION_OF_ORIGIN
    • USMCA_COMMERCIAL_INVOICE_CERTIFICATION_OF_ORIGIN
    • その他
    • PRO_FORMA_INVOICE
  • originCountryCode – 貨物の出荷国コードを提供します。
  • destinationCountryCode – 貨物の仕向国コードを提供します。
  • 注:国コードを検索するには、リファレンスガイドを参照してください。例:US
  • fileContentBase64 – アップロードするbase64ファイルのバイトコードコンテンツを入力します。

出荷前のアップロードの場合、このリクエストが正常に処理されると、エンコードされた書類がFedExサーバーにアップロードされ、書類ID(docId)が返されます。なお、このdocIdは、実際の運送状で出荷を送信し、ラベルを生成するために使用します。

出荷後のアップロードの場合、正常に処理されると、エンコードされた書類がFedExのサーバーにアップロードされ、アップロードされた書類がすでに確認された出荷に関連付けられます。

書類のアップロード

このAPIで送信できる書類は次のとおりです。

Certificate of Origin(原産地証明書(COO))

COOは製品の製造国/地域を確認する国際書類です。一部の国は特定の国からの輸入を制限し、多くの国は輸入品目の量を制限し、一部の国は特定の国で製造された品目を優先しています。

Commercial Invoice(コマーシャル・インボイス(CI))

この申告書は、売り主または輸出業者が提出する、出荷処理に関与する当事者および輸送された品目に関する記述がある書類であり、通関が第一に使用する書類です。可能であれば、品目の輸出先の国/地域の公用語でご準備ください。コマーシャル・インボイスには貨物に含まれるすべての品目の詳細な内訳を含めなければなりません。例えば、品目の適切な説明(何であるか?材料は何か?使用目的は何か?)、数量、製造国、価格またはコスト、使用される通貨、各品目の統計品目番号および配達条件などが含まれます。一部の国では、荷送人のレターヘッドでオリジナルのインボイスを作成しなければなりません。インボイスに記載した詳細は常に真実であること、およびコマーシャル・インボイスの対象になる内容が正確に表現されていることを証明する輸出者による署名と日付が記入されていなければなりません。

詳細については、Global Trade Managerをご覧ください。

ETDラベル

出荷後の書類のアップロード基準が存在する、ETD特別サービス付き貨物用に生成された出荷ラベルです。このラベルは、他の書類と共に貨物と一緒にアップロードすることもできます。

プロフォーマ・インボイス

プロフォーマ・インボイスは販売前に発行します。サプライヤからプロフォーマ・インボイスを受け取りますと、バイヤーはサプライヤに発注書を送信するか、信用状を開きます。合意された出荷日に従って、売り手は品目の出荷を手配します。

USMCAのコマーシャル・インボイスと原産地証明書

USMCA原産地証明書(COO)は、米国-メキシコ-カナダ協定(USMCA/T-MEC/CUSMA)の参加国(カナダ、メキシコ、米国)のいずれかの製品としての減税または免税入国の対象となる品目に必要です。尚、証明書は品目の輸出業者または製造業者が認証します。

USMCA原産地証明書

USMCAのコマーシャル・インボイスと原産地証明書(COO)は、米国-メキシコ-カナダ協定(USMCA/T-MEC/CUSMA)の参加国(カナダ、メキシコ、米国)のいずれかの製品として減額または免税の入国の対象となる品目に必要です。尚、証明書は品目の輸出業者または製造業者が認証し、コマーシャル・インボイスとともに提供します。

その他

次のセクションでは、その他の書類として分類される一般的な書類のいくつかについて説明します。これらの書類は、貨物用にアップロードする必要はありませんが、個々の貨物の通関に必要な場合があります。また、貨物の種類、出荷地、仕向地、およびその他の要因によって異なる場合があります。

  • パッキングリスト
  • 1件の航空貨物運送状に複数のパッケージが存在する場合、または貨物の重量が100kgを超過する場合は、パッキングリストが必要になります。この要件は、出荷される品目に基づいて地域ごとに異なる場合があります。ご注意してください。リストには品目、数量、重量を正確かつ明確に記載しなければなりません。

  • FCC 740 有害な干渉を起こす可能性のある無線周波機器の輸入についてのステートメント
  • 有害な干渉を引き起こす可能性のある無線周波数デバイスを搭載した電子機器を出荷する場合は、連邦通信委員会(FCC)740フォームが必要です。フォームには、デバイスモデル/タイプ名、統計関税番号、製造業者の名前と住所、荷受人の名前と住所、輸入者の氏名と住所などの詳細が含まれます。

  • Video-Film Declaration(ビデオ/フィルム用申請書)
  • ビデオ/フィルム用申告書:この書類は、出荷される映画/ビデオにわいせつまたは不道徳な問題、あるいは米国に対する反逆または反乱を唱えたり引き起こすような内容が含まれていないことを申告書するために提出します。この書類には、映画/ビデオの長さ、映画/ビデオの時間、コンテンツの簡単な概要などの詳細が含まれます。

免責事項:上記の情報は変更される場合があります。

その他の書類は、国、製品、その他の特別な通関書類に基づいてのみアップロードします。その他の一般的に使用する書類のリストを表示するには、書類のエクスポートをクリックしてください

通関書類と要件

正確な文書化は国内および国際輸送にとって重要です。各国には国際輸送に関する特定の法律と規制があり、米国の輸出輸送の場合、米国と仕向国は異なる種類の規制文書が必要となります。

注意:FedEx国際航空貨物運送状、FedEx国際Next Flight航空貨物運送状、またはFedEx International Mail Service航空貨物運送状(コマーシャル・インボイスなど)に加えて書類が必要な貨物の配達所要時間に少し時間がかかる可能性があります。

規制対象品目

次の品目を海外に発送される場合は、貨物が希望されるFedEx®サービスで仕向地の国と市区町村に配達されることを確認してください。

  • 危険物
  • 国際武器取引規制(ITAR)
  • 許容容量/質量の危険物。
    注意:許容容量/質量の危険物を出荷する際は、特別サービスオプションSMALL_QUANTITY_EXCEPTIONを使用してください。
  • 免除された放射性貨物

免責事項:上記の情報は変更される可能性があります。詳細については、サービスガイドを確認されるか、フェデックス担当者にお問い合わせください。

カナダの輸出貨物の輸出申告書

次の条件でカナダから輸出する場合は、Canada Border Services Agency(CBSA、カナダ国境サービス庁)に輸出申告書を提出する必要があります。

  • 仕向地が米国、プエルトリコ、または米領バージン諸島以外の国である、価額が2,000カナダドル以上の商用品目である非制限品目を含むカナダからの輸出貨物。
  • 価額に関係なく、管理、制限または規制された品目を含むすべてのカナダからの輸出貨物。

運送業者は品目をカナダから出荷する前に輸出者からProof-of-Report Numberを取得する必要があります。輸出者は運送業者にProof-of-Report Numberを提供する前に、輸出申告書を提出する必要があります。

電子輸出情報(EEI)

EEIとは自動商業環境(ACE)でAESDirectを使用して自動輸出システム(AES)に提出される電子輸出データのことです。ACE セキュアデータポータル(ACE Portal)とは、米国税関国境警備局(CBP)に接続するための一元アクセスポイントのことです。

EEIは、今は米国政府に提出することはできなくなった米国商務省(国勢調査局)のフォーム7525 - Vの荷送人輸出申告書(SED)と同等の電子版です。EEIは、国際貨物トランザクションに関連するすべての輸出データを報告することにより、輸出統計と規制情報を提供します。

EEIは必須であり、商業規制リスト(CCL)に記されている品目については、自動輸出システム(AES)を介して輸出者または代理人が電子的に提出しなければなりません。

貨物を米国、米領バージン諸島、またはプエルトリコから仕向国である中国、ロシア、ベネズエラ、香港に発送す場合、貨物の金額に関係なく、次の情報を提供しなければなりません。

  • EEIファイリング内部取引番号(ITN)
  • 各物品の正しいExport Control Classification Number(ECCN:輸出規制品目分類番号)またはEAR99分類番号、あるいは
  • 該当する申告免除

次の場合は免税が認められます

  • ライセンス例外GOVの対象
  • 輸出管理規則および外国貿易規則(FTR)の例外の対象、または
  • EAR99に分類される物品のみで構成

注意:他の仕向地では、1つ以上の品目(スケジュールB番号)が特定の日に統合貨物として合計2,500米ドルを超過した場合、すべての米国の輸出出荷に対してEEIを提出しなければなりません。

荷送人の指示書(SLI)

SLIは、米国の顧客の国際出荷情報を取得します。

注意:

  • 仲介包括的サービスを介したカナダへの出荷には通関が含まれ、手数料がかかります。仲介包括的サービスは、すべての電子出荷ソリューションでご利用いただけない場合があります。

FedEx International Ground®の小包配送サービスが、FedEx Ground®がFedEx International Ground®の貨物を1つのユニットに統合し、1つのブローカーエントリー料金で1つの通関手続きを処理することを許可します。

取引書類アップロードAPIのメリット

取引書類アップロードAPI/機能に関連するいくつかの利点:

  • 通関の問題が少なくなると、通関の遅延が減り、出荷の信頼性と販売者の評判が向上します。
  • 書類のコピーを複数部印刷して個々のパッケージに一致させる必要をなくすことで、ビジネスのためにより多くの時間をかけることができ、会社の生産性と利益が向上します。
  • 会社のレターヘッドや署名画像をフェデックスが作成したコマーシャル・インボイスまたはプロフォーマ・インボイスに挿入可能。
  • 貨物に先行して必要書類を送信することで、書類不備などの通関書類の問題を解決する時間的余裕を確保。
  • カナダへのFedEx International Groundの出荷用にコマーシャル・インボイスを電子的に送信できます。
  • 今後、輸送する貨物の通関書類を本日から10日以内の未来の日付を記載してフェデックスに提出可能。
  • 請求書はパッケージに記載されていないため、品目情報は第三者に開示されずより安心できます。
  • 紙、トナー、梱包材、プリンターの使用量を減らすことで、二酸化炭素の排出量を削減しています。
  • パッケージに請求書がなく、品目情報が第三者に公開されないため、貨物の盗難の可能性を減らすことができます。
  • 海外に発送する際の時間とミスを減らすことができます。
  • この書類のアップロード機能は、輸入と輸出の両方の出荷に使用できます。利用可能な国のリストを表示して、出荷先の国で書類のアップロードが受け入れられるかどうかを確認してください。
  • アップロードされた書類は、フェデックス書類準備センターと「国際書類ヘルプ」セクションで、オンラインで準備、保存、および再利用できます。

ビジネス規則

以下は、書類のアップロードAPI /機能に関連する重要なビジネス規則の一部です。

  • 書類のアップロードに有効なファイルの種類は、PDF、TXT、PNG、JPG、GIF、BMP、TIF、RTF、DOC、DOCX、XLS、XLSXです。
  • 書類は発送の最大10日前からアップロードできます。
  • アップロードする各取引書類または画像は5MB以上であってはなりません。
  • デジタル署名画像の場合、制限は240x25ピクセルであり、画像はGIF、PNG形式にすることができます。
  • 会社のレターヘッド / ロゴの場合、制限は700x50ピクセルであり、画像はGIF、PNG形式にすることができます。
  • 税関の規制に基づいて、すべての出荷地と仕向地でレターヘッド画像を使用できない場合があります。
  • 画像はそのままアップロードされ、フェデックスが修正することはありません。
  • 通関書類を以下の特別な取り扱いおよびサービスオプションを使用して電子的にアップロードできます。
    • ドライアイス
    • 危険物
    • 危険物
  • 「アップロード」が有効になっている場合は、米国(US)、アジア太平洋、カナダ(CA)、および欧州連合(EU)諸国から発送されるTPC(サードパーティ荷受人)の貨物に必須です。
  • 電子文書付きの貨物はすべて、リクエストされた出荷日に作成、アップロード、および集荷しなければなりません。
  • PSDU(出荷後の書類アップロード)を使用される場合は、パッケージを集荷する前に必ず書類をアップロードしてください。

 

 

 

 

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